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里親にかわいがられ、元気に暮らしているという
便りの届くときが一番うれしい
心のリハビリテーションに一番いい方法は、最も信頼できる飼い主と暮らすこと。わたしたちも一生懸命、愛情をかけて世話していますが、100%元に戻ることはありません。動物の受けた心の傷は震災だけじゃない。環境が変わる。人が変わる。生活習慣が変わる。いくつもあります。ネコは本来、自由に放し飼いするのがいいんですが、そうすると、逃げてしまうし、ほかのネコとケンカしても困る。病気のネコは別の小屋で世話してあげないといけないし…。
里親は、北海道から九州まで全国にいます。とくにネコ好きにはいい人が多いのですが、なかには、まるでペットショップに来たみたいに「子犬いませんか」と訪ねてきたり、写真週刊誌で紹介されたときは、電話で「何番の動物ください」なんて、通販でショッピングする感じの人も多くて残念でした。
ARKでは、里親希望の人には、賃貸か持ち家か、ペット可マンションかといった住環境をはじめ、里親になる目的などいろんな項目をアンケート調査しています。子どものためとかで、オモチャ代わりにされたのでは大変です。大切なのは親、とくに毎日世話をする母親がほんとうに動物好きかどうかですね。里親の家庭にはときどき電話して、元気かどうか、避妊や去勢はすませたかどうかをたずねています。近くなら訪問して様子を見にいくこともできますが、遠いところだと、そこまでできません。これから、各地のボランティアの人に定期的に訪問してもらうシステムにしたいと考えています。
わたし、動物のおかげで、いろんないい人とたくさん友だちになりました。
一番うれしいことは、里親さんが大事に飼っている犬を連れて訪ねてくれたり、大きく、きれいになったネコや犬の写真とお便りを送ってきてくれたとき。ペット救援活動をしていて、つらいことも多いですが、つらいことばかり考えていたら、続けていけないでしょ。
*この記事は、1996年7月15日発行のものです。
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