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動物をめぐる人びと
 
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ネコ・アーチストのお店
ネコ好きは「ネコ雑貨」が大好き。絵画の才を生かして、
オリジナルのネコ雑貨を創ることから、ユニークなトールペイントの
世界に入った西村明美さんにインタビューしました。

アクエリアス
トールペイント作家 西村 明美さん
●アクエリアス
 兵庫県西宮市六軒町12-12
 Tel&Fax (0798)71-4649
 営業時間:10:00〜20:00(月曜定休)

オリジナルの「ネコ雑貨」を創るために

 絵を描く仕事がしたくて、美術系の短大卒業後、京友禅のトレースの仕事を10年ほど。そして平成元年、主人と一緒にインテリアと雑貨のお店「アクエリアス」を始めました。名前の由来ですか。私たち2人とも水瓶座なんです(笑)。
 とにかく私は雑貨が大好き。でも自分で買いたいと思う「ネコ雑貨」がなかったので、自分で一から創ってみようと、3,4年ほど前から、アクリル絵の具で絵を描くトールペイントを始めました。トールペイントは日常使う雑貨に描ける幅の広いアートなので、とても面白い。額に入った絵画ならキャンバスに描くだけ。それに狭い部屋の中に絵を何点も飾れませんが、ハンガーフックやタオル掛け、鳥かごや表札、プランターラックなど、室内外のあらゆる雑貨に絵を描いて楽しむことができます。
 ふつうのトールペイントはシャドーやハイライトなど描き方に決まりがあって、それさえ憶えれば、だれにでも描けます。でも私は1点ずつ、眼や口のまわり、しわの入れ方、配色や背景などを工夫して描いています。どの子も描くのが楽しいけど、真っ白いネコや真っ黒いネコはむずかしいですね。できあがったとき、モノトーンでちょっと淋しい感じがします。白に黒など2色になると、その黒がアクセントになっていいんです。

アクエリアスには楽しい雑貨がたくさん。

全国のネコ好きから肖像画の依頼が殺到

 ウチにいるネコはヒマラヤンが2匹。母親のポーリンと息子のペティです。壁に掛かっている肖像画が亡くなった父親のカール。カールは人間が大好きで、いつもお客様にすりすりしながら尻尾を立てて店内をついてまわる子で、店番ネコによかったんですが…。
 私、お客様からのご注文でネコや犬の肖像画を描いています。東京や九州など遠方から写真を送ってこられる方もたくさんおられます。トールペイントにはテディベアや天使などの絵は多いのですが、ネコや犬、それも肖像画を描く人がほとんどいないので、ある雑誌に紹介されてから、注文が多くなりました。写真を精密に描写するなら写真を飾ればいいでしょ。私はそのネコや犬のムードや性格を参考にデフォルメしたり、背景に凝ったりしています。肖像画を注文されるお客様は20代から30代の女性が多いですね。
 トールペイント教室をほとんど毎日開いていますので、創作時間が限られていて、お店に置いているオリジナル雑貨の割合は半分ぐらいです。これから、もっともっとオリジナル商品をたくさん創りたいですね。それから1度、ギャラリーで個展も開きたいのですが、描いても描いても売れてしまいますので、なかなか作品として蓄まらないんです。
 残しておきたい作品も多いですが、トールペイントはあくまで仕事ですから、売れないと困りますし、ね(笑)。

*この記事は、1996年9月15日発行のものです。

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