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ネコのいる家庭のおそうじ
毎朝家の中をそうじする専業主婦の時代は過ぎ去った。
公私ともに忙しい現代人には、そうじ三昧に明け暮れるヒマはない。
ペットのいる家庭で効率よく、効果的にそうじするコツについて、
おそうじのプロ「ダスキンサービスマスター事業部」の越海義明さんにインタビューしました。

ダスキンサービスマスター事業部
越海 義明さん
●ダスキンコールセンター
 フリーダイヤル (0120)100-100

カーペットにからまったムダ毛取り

 ネコや犬を飼っておられる家庭でとくにお困りの点は、カーペットにからまったムダ毛とオシッコの臭いです。
 カーペットのムダ毛は、掃除機をむやみにかけても取れません。私たちがムダ毛取りに使っている道具は、風呂そうじ用のブラシやカーペットの起毛用ブラシ(パイレイター)など。ブラシで根気よくかきあげながら掃除機で吸い取ります。ブラシでなくても、不用のクシでかきあげて、掃除機の吸い口を押しつけるように丁寧に吸い取ってください。こすりつけるばかりですと、かえってムダ毛がからみついて取れにくくなります。服のホコリ取りの要領で、ガムテープでペタペタとカーペットの表面を押さえていっても効果的です。

 短毛種だとムダ毛もあまり目につかないのですが、長毛種だととても目立ちます。月に1度はすこし時間をかけてカーペットのムダ毛取りをしてください。とくに春と秋の毛の生え変わり時期は念入りにそうじしてください。
 気をつけないといけないのは、エアコンのフィルターです。ムダ毛が付くと、目詰まりをおこして、エアコンが効きにくくなりますし、電気代もかさみます。せめて2週間に1度はそうじすることをお薦めします。

オシッコ対策の基本

 大変なのはオシッコの後始末。お客様から、「カーペットやソファーのこの部分にオシッコされて」と頼まれることも多いんです。使用する薬剤は、シミを取るものとアンモニアなどの成分を中和させて臭いを消すもの。オシッコの臭いは、乾いて1月も2月もたつとなかなか消えません。部分的にここが臭うというときはうまく取れますが、部屋全体がなんとなく臭っている場合は、私たちでも「きびしい」ですね。とにかくシミと臭いは早め、早めにそうじしてください。
 カーペットのシミや臭いがひどくなると、洗剤で洗うしかありません。そのとき注意すべきは、材質がウールか化繊かによって使える洗剤が異なることです。ウールだとアルカリ洗剤は絶対に使えません。溶けて、赤茶色に焼けてしまいますから…。また織り方などで、洗うと縮みやすいものもあるので要注意です。
 オシッコで意外に困るのは板の間、フローリングの部屋です。板のすき間にオシッコが入ると臭いも残りやすいんです。それに一般家庭のフローリングはあまり水分を与えると表面の突き板にひび割れをおこすことがありますから、ふだんのお手入れは、乾拭きかダスキンモップで拭いていただくのがベターです。
 また、カーペットの汚れや臭いが目立って洗うときは、ゴシゴシこすり洗いすると、シミや臭いが広がってしまいます。ぞうきんに洗剤を含ませて、上からトントンとたたいて汚れを取っていきます。ウールとか高価なシルクの段通などは、自分でなさらないほうが無難です。シルクなどは水拭きしただけで、つやがなくなって、ゴワゴワしてしまいます。

ダニ・ノミ予防には…

 そのほか、ダニやノミの問題もあります。ダニはどこにでも、何10万、何100万の単位でいます。普通は問題ないのですが、数があまり増えてくると、アレルギーをおこしたり、刺されて湿疹が出たりします。だから、ダニを増やさないことが大切ですね。私どもでは、クリーニングのとき、ご希望があれば、ダニ予防に、人間にもペットにも無害の液体薬品を噴霧しています。これは乾燥するとカーペットの中に薬品が残ってダニの発生を抑える効果があります。またノミの卵はペットの体を洗っても落ちないといわれていますので、掃除機をこまめにかけて室内をそうじすることが大事だと思います。
 余談になりますが、ネコのいるおうちへ行くと、ドアを開けたとたんに外へ逃げ出して、そうじよりネコ探しに走り回ったり、また、ワックスをかけたばかりの床の上をネコがペタペタ歩き回って足跡がついたりすることがよくあります(笑)。

*この記事は、1996年11月15日発行のものです。

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