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| 犬は犬、人は人として生きて、たまに交差する点を 見つめていくと、自然に”物語“になる。 |
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人間くさく、話のわかるポピーが 考えていることが描きたくて 私、小さいときから動物はなんでも好きで、中学生のころ、セキセイインコや金魚を育てたりしていました。犬は、ポピーが初めてだったんですが、犬の利口さって、次元がちがうじゃないですか。まるで、人間が入っているんじゃないの、というぐらい、物を考えて行動しているし、人の言ってることがわかっていて、意志の疎通 がすごくできる。 でも犬は日本人が英語をしゃべっているみたいにボキャブラリーが少なくて、つたない一言ぐらいを言って、あとはニコニコしていたり、必死に気に入られようとしたり。感情表現がストレートでいじらしくて、可愛いですね。それに、小さな子どもがやりたい放題しても、この相手に怒ってもしかたがないってよくわかっていて我慢する。こちらがさびしそうにしていると、かならず寄ってくる。ほんとに心が広いというか、いいやつなんですよね。 「犬の生活」シリーズを始めたきっかけですか。以前から絵本を出しませんかというお話があったんです。その後、ポピーを飼いだして、彼女は三歳になると、ばったり犬が変わって、話がわかるようになり、人間くさいことをやりだして、これは面 白い、と。彼女が考えていそうなこと、言うだろうなと思うことだけを書いて、ほんとに犬が書いてることにしようと、絵本を描いたのです。私、えらそうなこと、なんにも知らないですから、見てることをそのまま書くしかない。でも活字って、どんな内容でも、それ相応の意味があると思うじゃないですか。だから、頭わるそうな感じを出そうと、へんな手書き文字にしました。 |
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おしゃれ好きのポピーは、遊びの研究家 ほんの冗談のつもりで「犬の生活」を出して、ちょっと笑ってもらえるかな、と思っていたら、けっこう喜んでいただいて、愛読者カードに、犬になりきって、愛犬のまめ印を押して、ぎっしり感想を書いてこられる方も多いですね。ポピーは、ほんとにその愛読者カードを熟読するみたいに、一枚ずつ、まめ印の臭いをくんくん嗅いでいくんです(笑)。 彼女はいま十二歳で、今日はすぐ近くに住む私の母のところにいます。実は白内障で、今年(1999年)初めぐらいからほとんど見えなくなり、すごく活発な犬だったのにおとなしくなったと思っていたら、最近、見えないことになれたみたい。あまり走りまわれなくなったので、餌の食べ方とか細かいところで、いろんな技を開発しています。 ポピーは、レバーを押すとフードが出てくるガムボールマシンで食餌をするのですが、それをあちこち運び、斜めになったところに置いて、フードが転がってとまったのを食べたり、敷居に並べておいて食べたり、オテをやってくれといって、こちらが「オテ」と言うと、オテをしてから食べたり(笑)。そんな技をみがいている最中です。 ふだん、かまってやらないと、オモチャを持ってきて、遊ぼうって。私が、「あーうるさい」と言ってコタツで寝ころんでいると、まわりにずらっとオモチャを並べていたりします。もともとオモチャにはうるさくて、気に入らないと全然遊ばないし、好きだと、とことん遊ぶ。だから、ポピーをオモチャ屋さんに連れていって、自分で選ばせます。とくに気に入っているのは、ガラガラや、押すとキュッと鳴くクマのぬ いぐるみ。これがうれしくて、いつも遊んでいて、鳴かなくなったんです。そうしたら、これをもって、がっかりして一日、ほんとに泣きそうな顔をしてしょぼんとしてたんです。あまりしょんぼりしてるので、中を開けて直してあげたら、ものすごく喜んでくれました。 それからポピーは服や着ぐるみが大好きで、いちど着せると脱ぎたがらないのです。この写 真はハロウインのとき。こちらは、干支にちなんだ着ぐるみを着せて、年賀状用に撮ったもの。可愛い、といわれることに過剰に反応して、写 真を撮ると、ごきげんでポーズしてくれます。 *この記事は、2000年1月15日発行のものです。 |
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