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七子とわたし
 
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第144回(2004年9月17日)
「ときどき行方不明」

 七子は完全なる「お家ネコ」なのですが、ときどき行方不明になることがあります。以前、網戸にしておいたら、網戸を勝手に開けてベランダに出たことがあるので、ウチの網戸はガムテープでべったり止めてあります。ですから、外に出る可能性は極めて低いのですが、ときどき神隠しにあったかのように姿が見えなくなることがあるのです。
 ネコのことですから、犬のように呼んで応えるような律儀さはなく、仕方なく、かつおパックの袋をシャカシャカさせておびき出します。何を思ったか家具の下にひそんでいることが多いみたいなのですが、ごくたまに、どこにいたのか本当にわからないときがあります。音もなく出てきて、フッと気配に気づくとわたしの後ろにいる、なんてことが…。
 これは、どうも確信犯的にわたしをだまして遊んでいるとしか思えません。こーゆーかんじ、わたしは好きです。別になぞを解明しなくてもいいんです。楽しければそれでいいじゃん、って。世の中、わかんないことが多少あるほうが楽しいとは思いませんか。わたしがネコが好きなのも、どことなくなぞを秘めているからです。


カーテンの下にいたのを発見できないときもありました。レースのカーテンだと柄が透けてわかるのですが、夜に閉める遮光カーテンだと、柄が全く見えないからです。




高市永子:フリーエディター。親猫家。
2004年1月、にゃんと連載丸3年になりました。個性派親猫家として、味のあるネコ企画に取り組み続けてまいります。

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