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縁あって、共に暮らすことになった愛犬。 お互いもっとコミュニケーションを深めたい。 うちの子のもっといきいきした姿・表情を見てみたい。 一緒にもっと人生を楽しめたら…。 今回は、そんな飼い主心を刺激する、 ドッグスポーツの数々をご紹介。 あなたも、ワンちゃんと熱く燃えてみませんか!? |
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フリスビー
暖かな日差しがきらめく瀬戸内海をのぞむ、岡山県笠岡市神島で、早春の土・日二日間、「JFA(日本フリスビードッグ協会)公式戦IN笠岡なびっくランド」が開かれた。
まわりからわき起こる拍手と歓声の中を、フリスビーをくわえた愛犬が、飼い主のもとに駆け戻り、すぐに二投目めざして、スタートした。 「それに、あちこちの大会に参加して、テントを並べて楽しんでいると、“向こう三軒両隣”じゃないですけど、いろんな人や犬と親しくなります。失われた日本人の古きよき“情”というものが、犬を通
してネットワークできるような気がするんです」
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| アジリティ “絆”がキメ手の障害物競走
ドッグトレーナーでもあるOPDES副理事長の益田晴夫さんは、「私のところではしつけ教室もやっていて、それだけで満足する犬もいますが、『もっと人とコミュニケーションを深めたい、もっと人の手助けをしたい』と思う子もいます」と。そんな犬たちの気持ちを満足させられるスポーツが、アジリティといえる。 トレーニングを始める前に、まずマスターしたいのが「マテ」や「コイ」などの基本的なしつけ。リードを外して行動するので、これらができないと先には進めない。実際のトレーニングは、用具が必要なことや、まちがった訓練をして犬に負担をかけないためにも、プロのインストラクターについて練習したほうがいい。 ハンドラーと犬はパートナーとなって競技するので、普段からの絆の深さが重要になってくる。「障害をクリアするなかで、お互いの信頼関係がどんどん深まっていくのが、アジリティの楽しさですね」 |
| ドッグダンス 飼い主と愛犬が心をひとつに軽快に演技!
笑顔で迎えてくれたAFC代表の佐良直美さんにあいさつして、トレーニングルームに向かう。朝10時からのレッスンは「フリースタイル」(ドッグダンスの正式な競技名)。チーフインストラクターの長谷川あや甫さんによれば、「フリースタイル」は、最初、欧米で、「オビーディエンス(服従訓練)」競技会を引退した高齢犬たちが飼い主と楽しみながら参加できる競技として始まり、2年前、AFCでもレッスンを開始したとか。 愛犬を連れた四人の受講生が、次々にやって来た。まずAFCスタッフでダンス歴の長い秋元寿美枝さんが前に立ち、軽快な「ルパン三世」の主題歌曲に乗って、飼い主たちのダンスレッスンが始まった。人のほうが、恥ずかしさを忘れ、音楽に乗ってリズミカルに動けいと、“ドッグダンス”どころではないから当然だ。 そのあとは、参加者と愛犬の個別練習。福島県からやって来た宮崎あかりさんがダルメシアンの愛犬レディと一緒に、さっそうと踊りだし、「わぁ、すごい」と声がかかる。レディは、宮崎さんの動きに合わせて、器用に足のあいだをくぐっていく。いちばん奥では、同じく、福島県からやって来た畑山英子さんがコーギーの愛犬ギータと課題の復習に一生懸命。始めてまだ1か月とのことだが、畑山さんの指示で上手にバックした。
インストラクターの長谷川さんは、「フリースタイルは、動きの正確さより、飼い主さんと愛犬がパートナーシップを発揮して、楽しく踊ることが大切です。犬たちは年齢に関係なく、できることを楽しめるので、12、3歳の子たちも、からだの様子を見ながら、レッスンしています」という。 11時からは「トリック」のレッスンだ。これは、フリースタイルのなかに取り入れる、愛犬が飼い主の指示で足のあいだをくぐったり、床の上を転げまわったりという、いろんな技をマスターするコース。インストラクターの長谷川さんの個別指導で、東京から来た二組、佐々木真紀江さんとミックスの愛犬ウメ組と、南貴美子さんとフラットコーテッド・レトリーバーの愛犬アルマ組。南さんが、床の上を転ぶ「ロールオーバー」の指示を出すと、アルマは、何度やっても、指示とは反対の方向にゴロゴロと転びだし、一方のウメは、佐々木さんが指示すると、まるで柔道の受身のように、肩から転んですばやく一回転して、見事に起き上がってみせた。 みんなで驚いたり、あきれたり、感心したり、大騒ぎのうちにレッスンは終了した。 |
| ギグレース 笑顔で突っ走る犬たちが魅力
ギグレースは、人(マッシャー)の乗った自転車を、ハーネスを着けた犬がライン(ロープ)で引っ張り、決まったコースを走りタイムを競う。マッシャーは、ペダリングをしても、自転車から降りて犬と一緒に走ってもいい。レースは、犬種や大きさに関係なく参加できるように、さまざまなクラスに分かれている。なかでも初心者、小型犬にも参加しやすいのが、「1DOG サブノービスクラス」だ。これは、犬の前を走って呼び込みをする“サポーター”付きの種目で、犬1頭+マッシャー+サポーターで一チームとなる。 ギグレースへの挑戦は、ハーネスが着けられ「オスワリ」程度のしつけができていれば、とくに難しくはない、という。レースでは、マウンテンバイクかBMXを使用するが、練習は、家にある自転車でもきるので、まずは、それで始めてみよう。1人が自転車に乗り、もう1人がサポーターとなって、犬の調子を見ながら走ってみる。そのとき、まっすぐ走らなくても、大声で怒鳴ったり、無理に引っ張ったりせず、走る楽しさを教えてあげること。 「ドッグスポーツは“犬が主役”、たとえばギグなら犬が走ることを楽しめるようにするのが大切なんです」と、念を押す。たしかに、走っている最中の犬たちはみんなとても楽しそうだ。もちろん、一緒に走るマッシャーの顔もいきいきとしている。「ゴールした瞬間、犬と一緒に味わえる達成感は格別。感動して泣き出すマッシャーもいますよ」
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| *この記事は、2003年4月20日発行のものです。 |
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