![]() |
||
![]() |
家族で出かける機会が増える夏休み。 ペットのお留守番対策、どうしてますか? 日帰りならともかく、泊まりがけとなれば、 誰かに世話を頼まなければなりません。 愛犬・愛猫を安心して任せられる「ペットシッター」や「ペットホテル」、 日ごろから見つけておきたいものですね。 |
![]() 本来、群れで暮らす習性の犬は、ひとりにされるのが苦手です。 とはいえ、日帰り程度のお留守番なら大丈夫。 一方、猫は、犬ほどお留守番を苦にしません。 むしろ環境の変化に弱いので、一泊程度までなら、慣れない場所に預けられるより、自宅でマイペースに暮らすほうがストレスは少ないかもしれません。 いずれにしても、安全で快適な環境さえ整えておけば、留守中のペットは意外にのんびり寝て過ごしているようです。
|
| ●水は複数の容器にたっぷりと | |
何より大切なのは「水」です。ペットがうっかり容器をひっくり返しても大丈夫なように、複数の容器に入れて、たっぷり用意してあげましょう。 |
|
| ●留守中の食事はドライフードで | |
| 日帰りで犬にお留守番をさせるなら、外出前に食事をあげ、あとは帰宅後で十分。 猫の場合、泊まりがけでお留守番が長時間にわたる場合は、傷みにくいドライフードを用意しておきましょう。ただし、猫は食べ慣れた物しか食べないので、普段からドライフードに慣らしておくことが大切です。 |
|
| ●自動給餌器は慣らしてから | |
留守中でも、愛犬・愛猫には、いつもと同じ時間に食事を与えたい。そんな時には、自動給餌器を利用するのも手です。タイマーで設定した時刻に自動的に容器のフタが開くものや、外出先から携帯電話やパソコン操作で給餌できるものなど、最近はさまざまなタイプのフードマシンが出ています。こうしたマシンを利用する時は、愛犬・愛猫がマシンに驚かないよう、あらかじめ慣らしておくこと。いきなり”本番“は危険です。 |
|
| ●猫の”お泊まり“お留守番には、複数のトイレを | |
| 犬の場合は、外出前に散歩に行き、排せつを済ませておきましょう。 猫のためには、トイレを清潔にしておくこと。泊まりの場合は、たとえ猫は一匹でも、トイレは二つ用意。トイレが汚いと、粗相の原因になりかねません。 |
|
| ●危険な物はすべて片づけておく | |
盗み食い、ゴミ箱あさり、家具の破壊…。帰宅して”惨状にびっくり!“という経験はありませんか?特に犬は、留守中、飼い主泣かせのいたずらをよくします。触られると困る物や、ペットにとって危険な物は、必ず片づけておいてください。猫は犬ほどいたずらはしませんが、日ごろから、コードをかじるなどのクセがある場合は、その対策も忘れずに。 またお留守番の退屈しのぎに、ペットにおもちゃを与える時は、飲み込む危険のある小さなボールや、首にからむ危険のあるひも状の物などは避けましょう。 |
|
| ●夏場はエアコンをつけたままで | |
さて、いよいよ出かけますが、戸締まりの前に空調のチェックを。夏場、閉めきった部屋でペットにお留守番をさせると、熱中症になる危険があります。エアコンはつけたままにし、換気扇を回すなど、通気にも十分気をつけてください。 |
|
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
「アイ・ペットサポート町田」代表 角井多香子さんに聞きました ”ペットのケア“のプロだから、食事も散歩も安心してお任せ
食事や散歩、うんち・おしっこの始末から、体調チェック、グルーミング、遊び、報告書作成、部屋の片づけ、換気、室温調整まで。あくまで、愛犬・愛猫が普段通りの生活を快適に過ごせるようにと、「アイ・ペットサポート町田」(東京都町田市)の角井多香子さんは言う。 依頼があれば、まず面接のために自宅を訪問。愛犬・愛猫の性格や体調、病歴、かかりつけの動物病院、生活習慣、好きな遊びや散歩の仕方などをじっくりと聞き、ケア資料を作る。飼い主と一緒に愛犬を連れて、いつもの散歩コースを歩いて、つながりを深めるのも重要だ。人見知りするワンちゃんの場合は、仲良くなるため、本番までに二、三回(別料金で)、散歩したり、遊んだりすることもある。 そうして、お宅の鍵を預かり、シッティングの初日を迎えるが、角井さんの服装は、ワンちゃんに警戒心を与えないよう、面接時と同じもの。帽子はトレードマークでもある。夏場など、日中の散歩は犬に負担をかけるので、朝は五時ごろから、夕方は日没後。「昼間は、猫ちゃんたちを訪問しますが、人見知りするなら、フードの減り具合やうんち・おしっこの状態を確認して、報告書を書き、フードや水、猫砂を入れ替えて、そっと帰って来る場合もあります」 角井さんは、元保育園の保育士だったが、動物好きが高じて、動物病院で働きながら、愛玩動物飼養管理士の資格を取得。現在、ネットワークを組んで仕事をしているペットケア・アドバイザーの元で一年間研修して、住まいのある東京都町田市で独立・開業した。ドッグトレーニングや問題行動のアドバイスも手がけ、さらには高齢動物のケアもしたいからと、(人間向けの)ホームヘルパーの資格も取り、単なるペットシッティングを超えた、オールラウンドな活動を行っている。 例えば、取材当日訪れた関さん宅の二頭のボーダーコリー「オラシオン」と「ヒロノスキー」とのつき合いは、しつけと飼い方のアドバイスから始まった。 また、もう一軒の堀江さん宅のマルチーズ「サクラ」は、高齢犬で糖尿病の持病があるため、かかりつけの動物病院で病状の説明を受け、インスリン注射の打ち方を修得。決まった時間に食事とインスリンの必要なサクラのために、毎朝、飼い主さんが出勤した後、まるで訪問看護士のように、ケアのために通っている。 「何よりも大切なのは、飼い主さんが普段行っているケアをしてあげるだけでなく、愛犬や愛猫、時には鳥たちに私と過ごすことを楽しんでもらうこと。その日の様子は報告書に記入するのはもちろん、電話でお話することも少なくありません。飼い主さんとのコミュニケーションを積み重ねることで、留守中の世話を安心してお任せいただけます。外出やご旅行を心おきなく楽しんでもらいたいですね」 ●糖尿病を患っている「サクラ」の一日
|
「バウワウガーデン」代表 石川幸枝さんに聞きました ”第二のわが家“として、くつろげるホテルを見つけよう
今年、開業して六年目のバウワウガーデン(東京都小金井市)はそんなペットホテルの一つだ。電話で申し込み、実地見学をして「ここなら大丈夫」と思えば、ペットの生活習慣や特徴、性格、主治医・動物病院名など、必要事項を登録票に記入して入会する。常連客には、都内在住の外国人家族も多く、夏・冬の長期休暇には、第二のわが家のように、一、二か月、滞在する犬たちも少なくない。 毎朝夕のスタッフの主な仕事は、預かり中の愛犬たちの散歩だ。チェックインが始まるのは九時からだが、忙しくなる前に、朝の散歩を済ませるため、スタッフの出勤は早い。夕方から夜の散歩はゆったりとさせるので、さらに時間がかかる。季節や天候に無理がなければ、昼過ぎの散歩もある。 広い室内パドック(遊び場)もあるから、仲のいい犬同士でボール遊びや追いかけっこを楽しむこともできる。居住スペースは、小・中・大型犬専用ルームに、それぞれ一畳から三畳のケージがあり、親子や兄弟など複数の同居滞在も可能だ。いつもスタッフと居たい子のために、事務室の半分以上をオープンスペースにしてある。 食事はホテル常備の、人工的なものを一切使用していない自然派フード。あるいは飼い主持ち込みのフードを専用ロッカーと冷蔵庫にストックし、家庭での習慣にも合わせられるようにしている。
また、愛猫たちには別棟に専用の猫舎があり、ケージも大きく、お互いに刺激やストレスを感じないで過ごすことができる。 代表の石川幸枝さんの生活に、愛犬・桃太郎が加わったのは、今から九年前。短期間の世話なら友人たちに頼めたが、長期となるとそうはいかない。敷地内にある居住用ビルの半地下フロア百五十坪を活用して、ペットホテルができないか…。石川さんは家族や友人の建築士と話し合い、前の駐車スペースを少し掘り下げて、採光と換気を十分に確保した。 さらに開業前、アメリカや国内の同種サービス施設を視察して、施設のつくり方や運営システムのノウハウを吸収した。 「特に気を遣ったのは、衛生面です。臭いがこもらないように換気機能を充実させ、床材には、滑りにくく、しかも排せつ物が染みこまず、掃除しやすい素材を選びました。掃除・消毒は、電解装置による、強アルカリ水で汚れを落とし、強酸性水で除菌しています」 取材の途中、石川さんは愛犬・桃太郎の頭をなでながら、「最近、おなじみの外国人のお客様の愛犬が、本国へ帰ることになりました。仲が良かったので、私も桃太郎も寂しくなります」と語った。 アットホームなホテルならではのエピソードだ。 |
| *この記事は、2003年7月20日発行のものです。 |
|
| Top of page ▲ |
| << [前の記事] | [次の記事] >> |