

自分の家のペット臭はあまり気にならなくても、来客にとっては気になるもの。におい対策には気をつけたいですね。といって、化学系洗剤を使うと、愛犬や愛猫がなめたりするのが心配です。そんな時、オレンジ皮から抽出したオイルが成分の「天然洗剤」や、におい物質を分解してくれる「EM菌(有用微生物群)の培養液」など、生き物に無害の製品なら安心して使用できます。EM菌の希釈液を夜寝る前、ソファやカーペット、カーテンなどにシュッシュと散布しておけば、翌朝まで臭気が残らないでしょう。
EM菌(有用微生物群)の培養液
本来は養豚場の糞尿処理のために開発されたもの。悪臭の元となる糞尿が腐敗する前に有用微生物群が分解処理してくれる、人・獣無害の生物系製品で、河川や養魚池の浄化、ドッグランの糞尿処理、生ゴミ処理にも活用されています。なお、使用時、希釈濃度には気をつけてください。最近は使いやすい「家庭用」も発売されています。

愛犬、愛猫がカーペットや壁、家具などにオシッコをかけた時、水分をぬぐい取ったあと、EM菌の希釈液を散布しておけば、においが残りません。また、ペット用マットやタオル、ぞうきんなどのつけ置き洗いにも効果的です。

薬局で購入できる「消毒用アルコール」をスプレー容器に入れて、窓ガラスや家具、遊具、食器などのにおいや汚れに散布するのもおすすめです。アルコールは油脂分もある程度分解できるし、すぐに気化して乾きが速いのも利点です。

掃除の前、掃除機の紙パックの中にポプリを入れたり、ポプリの香りのカーペット用消臭・芳香パウダーをカーペットにまいたりしてから掃除機をかけると、消臭をかねてさわやかな芳香が部屋に漂います。また、杉やシダなどの木くず(チップ)を事前に床にまいてから、掃除機に吸い込ませるのも“癒やし系”でいいかもしれません。少しアロマテラピーに挑戦するのも楽しいでしょう。

愛猫用のトイレの近くは、猫砂が飛び散りやすくなります。小さなお子さんがいれば、万一、口にしないともかぎらないので、気づいた時、こまめに携帯型掃除機などで床に散った猫砂を吸い取ってください。
なお、猫トイレの下に人工芝を敷いておけば、愛猫がトイレから出た時、足裏に付いた猫砂が取れやすくなります。もっとも、猫によって好き嫌いがあり、嫌いだとジャンプして飛び越し、かえって猫砂が広範囲に飛び散る結果になりかねないので、ご注意を。


カーペットやソファなどに絡みついた抜け毛は、普通に掃除機をかけるだけではきれいになりません。そんな時、別売の、エチケットブラシ付吸い口を取り付ければ、比較的よく抜け毛を取り除けます。

繊維質のカーペットやソファなどに付いた抜け毛ほど目立ちやすく、取りにくいものはありません。手軽で使いやすく、効果的なのは、ころころ転がす「粘着ローラー」です。サイズやタイプがいろいろあるので、カーペット用、ソファ用などを、できれば部屋ごとに用意すると便利です。コツは、いつも手を伸ばせば使える場所に置いておくこと。こまめにできるかどうかが、抜け毛掃除最大のポイントです。

カーペットなど、広い範囲に散らばった抜け毛を掃除するには、ペットの抜け毛をかき集めるための「専用スポンジ」が便利です。柄をセットして、モップとして使用できるタイプがあるので、このモップで四隅から真ん中のほうに抜け毛を集めていき、抜け毛の山を掃除機で吸い取ればすっきりします。吸い残しは粘着ローラーで。


フローリングの継ぎ目や敷居、窓枠などの隙間にたまった抜け毛は、ぞうきんでも掃除機でも、取り除きにくいもの。週に一度ぐらいは、使い古しの歯ブラシやミニホウキなどで丁寧にかき出して掃除機で吸い取ってください。また、つま楊枝の先に薄手のウェットティッシュを付けてかき取っていけば、ほこり汚れもきれいになります。

フローリングの場合、むやみに掃除機を使うと、排気で周りの抜け毛やほこりを巻きたてやすくなります。ぬれぞうきんでふきあげるのがいいでしょう。あるいは、フロアワイパーにウェットシートをセットして使うと、抜け毛とほこりが一度にぬぐえて便利です。


例えば、一日一回、愛犬や愛猫のブラッシングをする。そして犬なら、朝夕の散歩帰りに、玄関先で、足先だけでなく体全体を、ぬれタオルできれいにふく。それだけで、室内の抜け毛、におい、汚れはずっと少なくなります。さらに、十日か二週間に一度はシャンプーをしてください。洋服好きの犬なら、換毛期などに室内着を着せるのも、抜け毛対策の一つかもしれません。

掃除のコツは、抜け毛やにおい、汚れが少ないうちに取り除くこと。抜け毛が絡まりついたり、においや汚れが染み込んだりすると、なかなか落ちません。できるだけ、こまめに掃除してください。
抜け毛やにおい、汚れがたまると、ダニやノミが繁殖しやすくなり、愛犬や愛猫を悩ませる原因にもなります。悪臭を防ぐためにも、ダニやノミの繁殖を抑えるためにも、普段から通気、換気を心がけてください。

においや汚れがひどくなると、洗濯しないとなかなか臭気や汚れが取れません。そんな時のために、洗濯しやすい生地や作りのソファカバーやカーテン、カーペットを選ぶこと。また、組み合わせて使うパネルカーペットなら洗いやすいし、汚れのひどい部分だけ買い替えることもできます。

ペット用タオルやマットなどを洗濯する時は、事前によく抜け毛を取り除いておくこと。また、つけ置き洗いをしておけば、においや汚れもずっとよく落ちます。洗濯後、天日干ししただけだと、付着した抜け毛が落ちにくいようです。洗濯後、乾燥機にかけると、抜け毛が洗濯物から分離して、乾燥機の集じん装置で除去されやすくなります。
|