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夏を迎える準備はOKですか?「ペットケアのABC」


気温や湿度が上がり、じめじめするこの季節。
どうしてもペット臭や、ペットと人の大敵であるダニ、ノミ、蚊などの害虫が気になり始めます。
そこで、今日から役立つ「ペット臭対策」、「害虫対策」、「ペットの歯磨きトレーニング」をご紹介!
この記事を参考に、夏を元気に快適に乗り切りましょう。


におい対策
ノミ・ダニ・蚊などの害虫対策
歯磨きトレーニング

 梅雨から夏にかけて、湿気が多く、気温も高くなってくると、いろんなにおいが気になってきます。
 いわゆるペット臭には、それぞれの動物特有の体臭から、被毛に付いたホコリや皮脂分、あるいは目やにや耳垢、歯垢、皮膚炎、おしっこやウンチ片などの臭気、いつも寝起きしているマットに付着したにおいなど、色々な要因があげられます。
 それらのにおいの発生源をよく見分け、かぎ分けて、愛犬、愛猫の健康管理と家庭環境の衛生管理の両面から適切な対策をとっていきたいですね。


・体臭対策

 愛犬、愛猫が元気なら、ほのかににおう体臭も、彼らの個性の一つとして、好ましく感じられます。大切なのは、日ごろから、一緒に暮らす愛犬、愛猫の“健康な”体臭がどんなものかをよく理解しておくことです。
 そうすれば、「あれ、今日のにおい、どこか変だ」ということに気づきやすいのではないでしょうか。例えば、「ムダ毛がたまっていそうだ」とか「地面がぬれていて、泥がついたのかな」、
「ちょっとシャンプーの間隔が空いたかな」、「目やにや耳垢がたまっている」、「下腹部や肛門周りがにおう」など、“異常な”においの元が発見しやすくなります。
 もちろん、犬種によって、体臭の強弱もあるでしょうし、普段より体臭がきついようなら、ブラッシングをいつもよりこまめにしたり、シャンプーの間隔を短くしたり、自分で判断して、適切な対策をとってください。特にブラッシングは手軽にムダ毛やホコリ、皮脂分を取り除き、皮膚の新陳代謝を活発にするので重要です。
 もっとも、ブラッシングやシャンプーのしすぎは、被毛を傷めたり、必要な皮脂分まで落としたり、皮膚を傷つけたりすることもありますので、注意してください。


・散歩後のケア

 湿気が多い時、散歩などで外出すると、地面の汚れだけでなく、道路に漂う排気ガスや道路わきのゴミなどが愛犬の被毛に付きやすくなります。
 室内飼いなら、散歩後、足を洗ったり、ふいたり、ブラッシングするのが日課になっている家庭も多いと思います。けれども、玄関先や庭暮らしの愛犬の場合は、汚れやすいにもかかわらず、散歩後のケアが行き届かないこともありがちです。いつもよりこまめにブラッシングしたり、お湯で固くしぼったタオルで体や足をふいたりしてください。
 雨の日の散歩で、体がぬれてしまったら、まず、ぬれタオルで汚れを落とし、そのあと、乾いたバスタオルでしっかり乾かしてください。水気があると、どうしても臭気が残りがちです。


・健康対策

 ブラッシングやシャンプーの間隔が空けば、ムダ毛もたまりやすく、汚れもひどくなります。そうなれば臭気が強くなるだけでなく、ノミやダニなどの寄生虫も付きやすくなり、皮膚炎などにもなりやすくなります。
 その他、目やにが気になれば眼病、耳垢がたまりやすければ外耳炎、口臭が強ければ口内炎や歯周病、おしっこやウンチのにおいが強いようなら、泌尿器の病気や腸や肛門周りの病気の可能性もあるかもしれません。体の部分的なにおいに気をつけて、おかしいと感じたら、早めに動物病院で診てもらうことも大切です。


・家の中のにおい対策

 愛犬のブラッシングやシャンプーをきちんとしていても、家の中の臭気が収まらないこともあります。
 そんな時、愛犬がいつも使っているマットや寝床、トイレ、ソファやカーペットなどににおいが付着したまま、という場合も少なくありません。特に梅雨時など、いつもより頻繁に掃除や洗濯をしたり、通気、脱臭などに気を配ってください。もちろん、人が使う居間や台所、洗面所なども、食べ物やゴミ、洗濯物といった、においの発生源と無縁ではありません。そちらのにおい対策も忘れずにしてください。カーテンなどもあまり洗濯しないと、湿気てカビ発生の温床になりかねません。


・猫のにおい対策

 猫の場合、自分で毛づくろいをするので、長毛種でもないかぎり、それほど神経質になることはありません。
 しかし、外出自由の家なら、においの元となりそうなものを体に付けて帰ってきたりします。発情期なら、ケンカ傷が化膿したり、他の猫にマーキングされたりして、異臭がすることもあります。スキンシップを兼ね、こまめにブラッシングやコーミングをして、健康チェックをしましょう。


・シャンプーの選び方

 ペットシャンプーには、短中毛用、長毛用、白毛用、全犬用、猫用をはじめ、敏感皮膚用、消臭用、薬用など、被毛の種類や皮膚の状態に応じて多種多様なものがあります。愛犬、愛猫の状態、家族の好みなどに合わせて、なるべく良質なものを選んでください。
 近年は刺激の少ない天然素材のもの、ハーブ系のものも多くなっています。ハーブ系はある程度虫除けにもなりそうですが、あまり香りが強いと犬や猫が嫌がります。
 洗浄力や品質については商品ごとに様々な特徴がありますから、専門知識のあるお店の人によく相談して選んだほうがいいでしょう。



*この記事は、2005年5月20日発行のものです。


●取材協力
山尾獣医科病院 院長 山尾信吾さん
TEL.0742-48-2501
http://www.yamao.com/

大阪コミュニケーションアート専門学校 ペットトリマー講師 山口美紀さん
TEL.0120-141-807
http://www.oca.ac.jp/

フジタ動物病院 院長 藤田桂一さん
TEL.048-775-3338
http://www.fujita-animal.com/

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