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夏を迎える準備はOKですか?「ペットケアのABC」


気温や湿度が上がり、じめじめするこの季節。
どうしてもペット臭や、ペットと人の大敵であるダニ、ノミ、蚊などの害虫が気になり始めます。
そこで、今日から役立つ「ペット臭対策」、「害虫対策」、「ペットの歯磨きトレーニング」をご紹介!
この記事を参考に、夏を元気に快適に乗り切りましょう。


におい対策
ノミ・ダニ・蚊などの害虫対策
歯磨きトレーニング

 人でも動物でも、歯の健康は、より良く生きるために不可欠な要素です。しかし現実には、三歳以上の犬や猫の約80%が歯周病を患っているといわれています。
 歯周病はひどくなると、歯茎ばかりでなく、歯を支えている骨まで破壊されます。また、骨まで穴が開いて化膿し、さらに目の下やあごに穴が開いてしまうこともあります。そうなればひどい痛みで、フードも満足に食べられなくなることもあります。さらに、歯周病菌が歯周ポケット底部の血管などに入り、血液の循環によって心臓や腎臓、肝臓などの組織を侵す可能性もあります。
 そんな病気を予防し、健康的な生活を守るため、子犬、子猫の時から歯磨きの習慣をつけることが必要です。ぜひ、あせらず、慌てず、少しずつ歯磨きトレーニングを続けてみてください。


・口の周りに触れることに慣れさせる

 動物は、人以上に、慣れないことをしたり、されたりするのを嫌がります。ですから、歯磨きが大事だからと、突然、口に歯ブラシを入れられれば、パニックを起こして、以後、飼い主にさえ、口の中を触らせなくなる恐れもあります。
 子犬、子猫の時に、まず、飼い主が口の周りを触ることに慣れさせましょう。ブラッシングなどをして、お互いがリラックスしている時、グルーミングや遊びの一環として、繰り返し、口の周りを触るようにします。そして、ほめたり、ごほうびを与えたりして、飼い主が口の周りを触ると、何かいいことがある、ということをよく理解させてください。


・口の中を触る

 次は、口の周りを触りながら唇をめくり、指をそっと口の中に入れ、遊び感覚で歯や歯茎を触りながら、もう一方の手で体をなでたり、ほめ言葉をかけたりしてください。そんなことを何週間もかけて行い、終わったあとはごほうびを与えるなどして、条件反射的に「口の中を触られる=いいことがある」と思うようにさせてください。

・指にガーゼを巻き、好きな肉汁などを付けて歯をそっとなでる

 今度は、指にガーゼを巻き、水や湯、あるいは好きな肉汁や魚汁などを付け、なめさせながら、そっと歯の表面を磨いてください。とにかく、無理強いは禁物。短時間、そっと、まるでごほうびを与えるような感じで、歯にタッチできれば十分です。それをまた何日も続けていきます。


・小さな歯ブラシで歯磨きに挑戦

 歯の表面をなでられることに抵抗感がなくなれば、ようやく歯磨きトレーニングのスタートです。
 小児用の小さな歯ブラシに、水や湯、あるいは好きな肉汁や魚汁を付けて、優しく、手早く、さっと磨いていく。一度に上下、前歯から奥歯まで全部磨く必要はありません。あくまで、愛犬、愛猫がリラックスし、飼い主との触れ合いを楽しむ範囲で、少しずつ磨いてください。


・歯磨き粉を付けて、すばやく磨いていく

 お互いが慣れてきたら、ペット用の歯磨き粉などを付けて、すばやく、上下、前後、左右の歯を磨いていきます。ごしごし磨く必要はありません。歯ブラシが軽く歯の表面をこすれば、食べかす、歯垢は落ちていきます。内側が難しければ、初めは外側だけでも十分です。特に歯垢が付きやすいのは、奥歯の外側です。


・45度の角度で歯ブラシをあてる

 愛犬、愛猫が、歯磨きが苦痛でなくなれば、もう少し高度なテクニックを身につけてください。歯垢がたまりやすい歯周ポケットにうまく歯ブラシの毛先が入るように、歯の表面に対して45度の角度で、軽く歯ブラシを左右に動かすことができれば、申し分ありません。
 愛犬、愛猫は、何よりも飼い主とのスキンシップを求めています。歯磨きがうまくなっても、歯磨きが終われば、よくほめて、体をなでたり、ごほうびを与えるなど、いつまでも、「歯磨き=いいこと、快感」という気持ちが続くようなケアを心がけてください。



*この記事は、2005年5月20日発行のものです。


●取材協力
山尾獣医科病院 院長 山尾信吾さん
TEL.0742-48-2501
http://www.yamao.com/

大阪コミュニケーションアート専門学校 ペットトリマー講師 山口美紀さん
TEL.0120-141-807
http://www.oca.ac.jp/

フジタ動物病院 院長 藤田桂一さん
TEL.048-775-3338
http://www.fujita-animal.com/

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