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楽しく遊んで心も体も活性化!「ペットのおもちゃ活用術」


普段、何気なくペットに与えているおもちゃには、
実は様々な効用があります。そこで今回は、おもちゃが必要な理由と
効用・遊び方について取り上げました!



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愛犬の特性を理解して楽しく遊ぼう! 犬の遊びとおもちゃ ワンダークレヨン 代表 小田史子さん
 
 

遊びの効用

   犬と遊ぶと、犬にとって、そしてわたしたちにとってどんないいことがあるのでしょうか。これには3つの点が挙げられます。

 
  犬が犬らしく生きるために  
   本来犬は、歩き回って探したり、獲物を追いかけたりして食べ物を手に入れる動物です。人間と一緒に暮らす犬にはその必要がなく、その発揮されないままのエネルギーは、自転車や人を追いかけたり、スリッパや靴を運んでかんだりすることへと向けられることになります。そしてそんな犬の行動を、わたしたちは“いたずら”と呼んだりします。
 遊びは犬にとって、「追う」「くわえる」「かむ」「探す」などの行動を望ましい形で起こすことのできる良い機会です。いたずらへと向けられていたエネルギーが、遊びを通して存分に発散されれば、結果的にいたずらする必要はなくなります。いたずらを予防するために、ぜひたくさん遊んであげてください。よくするいたずらがあるのなら、しかる代わりに、“そのいたずらと似た遊び”をたくさんするように心掛けてみてください。

 
  犬が人間との付き合い方を学ぶために  
   好きなおもちゃをもらったり、人間に遊んでもらうことは、犬にとって“ごほうび”になります。かんだりほえたりした時に、おもちゃをもらったり遊んでもらったりを繰り返すと、遊んでほしい時にかんだり、ほえたりするようになってしまいます。
 でも、かんだりほえたりしていない時に遊んであげれば、犬は遊びながら、人間から愛される振る舞いを身につけていくことができます。しばらくおもちゃで遊んだら、おもちゃを返してもらう。オスワリしたら、もう一度おもちゃで遊ぶ。このように遊べば、「おもちゃで遊んでもらうこと」をごほうびに、楽しくオスワリを身につけることもできます。

 
  犬が、より楽しく暮らすために  
   犬は群れで暮らす動物なので、群れの仲間である飼い主と離れる“お留守番”は、苦手になりやすいことの一つです。その犬が特に好きなおもちゃを“お留守番用”にしてみてください。そうすれば、お留守番は、いつもはもらえない楽しいもの、うれしいものがもらえる時間になります。
 また、ハウスやクレートに入る時におもちゃをあげれば、ハウスやクレートを好きになってくれます。お客さんを怖がってほえたり逃げたりするなら、好きなおもちゃをお客さんから渡してもらいましょう。お客さんと早く仲良くなることができます。



 

おもちゃの選び方と遊び方

  ボール “追う”“くわえる”が好きな犬のための遊び  
 
 子どもや猫を追いかけたり、色々なものをくわえて走り回る犬なら、投げたボールを取ってくる遊びがぴったりです。
 投げたボールを犬がくわえたら、犬のところへ行ってボールとごほうび(おやつ)を交換しましょう。より手前でごほうびと交換するようにしていけば、最終的には投げた地点までボールを運べるようになります。いったん「取ってきて」と犬にお願いしたら、手助けしてでも取ってきてもらい、よくほめてあげましょう。人間の声によく耳を傾ける犬に育てるための大切なポイントです。
 遊びを切り上げる時は、犬がボールを持ってきたところで、よくほめて終わりましょう。遊び終わった後のおもちゃは出しっぱなしにせず、片づけることをおすすめします。飽きてしまうことなく、いつまでもそのおもちゃで楽しめるようにするための秘訣です。

 
  フリスビー 犬と二人三脚で楽しむ  
 
 フリスビーは、投げる人間とキャッチする犬が一体になって楽しめるゲームです。
 「ボール投げ」を通じて、投げたものを持って来られるようになったら、フリスビーをキャッチする練習をしましょう。犬の前にフリスビーを差し出し、犬がくわえたらごほうび(おやつ)をあげます。次は、軽く投げてくわえたらごほうび。投げる距離を延ばしながらこれを繰り返します。
 もし、フリスビーで遊べなくても、ガッカリしたり、ダメな犬だなんて決して思わないでください。大切なことは、他の犬と比べたり競い合うことではなく、自分の犬に合った遊び方やおもちゃを見つけることです。「うちの子はどんな遊びが好き?得意?」。たくさん遊んで、その答えを見つけてください。それこそが犬とのきずなを深める過程になるのです。

 
  ぬいぐるみ “かむ”“じゃれる”が好きな犬のための遊び  
 
 ぬいぐるみは、犬に様々な刺激を与えてくれます。じゅうたんやトイレシートをかんだりむしったりして人間を困らせている犬には、毛足の長いぬいぐるみを。人間の手足にじゃれる犬には、キューキュー鳴るおもちゃを。動くものを追うことが好きな犬なら、ボールの代わりにぬいぐるみを投げてあげるといいでしょう。大きさや素材の違うぬいぐるみをいくつか準備し、「今は、どれなら喜ぶかな」と考えながら渡してあげてください。
 おもちゃは、丸のみできない大きさのものを選びましょう。おもちゃを壊してカケラや中身の綿を食べてしまうなど、危険な遊び方をしている時には、おやつと交換するようにして返してもらうといいでしょう。

 
  コング・バスターキューブ 留守番やダイエットにぴったり  
 
 転がしているうちに中からフードが出てくるバスターキューブやコングにおやつを詰めたものは、比較的長い時間楽しめるので、愛犬が留守番などで一人で過ごす時に使うといいでしょう。座布団の下やソファの陰に忍ばせて「宝探しゲーム」にすれば、より一層楽しく遊べます。
 愛犬がゴミ箱を物色したり、台所をウロウロするのに困っているなら、ゴミ箱を高い場所に置いたり、台所にゲートをつけるなど住環境を変えるとともに、このようなおもちゃで遊ぶ機会を作ってみてください。家庭で暮らす犬に不足しがちな「体と頭を存分に使って食べ物を得る楽しみ」を与えることができます。
 太り過ぎの犬なら、フードの量を減らす前に、食事として与えるドックフードをコングやバスターキューブに詰めて与えてみてください。同じ量でも、体と頭を使いながら摂取することで、ダイエット効果が期待できます。


 
 
 
 


*この記事は、2005年10月20日発行のものです。

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