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愛犬とわくわくチャレンジ!アウトドア・ライフ入門


アウトドア・ライフにぴったりなこれからの季節、
犬連れでキャンプや山歩きなどに行く人も多いのではないでしょうか。
犬と一緒に出かけるのは楽しいけれど、きちんとした知識を持っていないと、
愛犬がケガをしたり、周囲の人に迷惑をかけたりしかねません。
今回は、愛犬とアウトドア・ライフを楽しむための基礎知識を取り上げました。
しっかり準備して、思い出に残るアウトドア・ライフを!



愛犬とわくわくチャレンジ!アウトドア・ライフ入門 日本アウトドア犬協会の小柳昭男さんに、お話を伺いました。愛犬とのキャンプに、チャレンジしてみよう!

小柳さん夫妻と「ラン」

 わたしたち日本アウトドア犬協会(O-DOG)は、WEB空間を活用して、キャンプやハイキング、山歩き、カヌーなど、犬連れで楽しむアウトドア活動に関する情報を発信し、安全で自然に優しいアウトドア活動を支援している組織です。
 わたし自身は以前から夫婦でよく山登りを楽しんでいました。ちょうど6年前に愛犬「ラン」と暮らし始め、ランと一緒に食事をしたり、くつろいだりできる場所が少ないことに気づきました。そこで、一緒に楽しめる犬連れキャンプを始め、O-DOGに参加することになりました。
犬連れキャンプの基本 事前に準備すべきこと、持って行きたい用品について知っておこう。
しつけ、マナー
 自然の豊かな場所に行き、キャンプをすると、犬たちは家の中や散歩時とはまったく違った、生き生きとした表情になり、見ているだけでうれしくなります。
 しかし、キャンプ場には、家族連れの方、犬の苦手な方もたくさん来ています。愛犬が他の人たちに迷惑をかけないように、「マテ」、「フセ」、「スワレ」、「無駄ぼえをしない」など、最低限のしつけをしておくことが大切です。そして、オシッコやウンチは不快感を与えないように、キャンプサイト外の目立たない場所で済ませ、拾って持って帰る。キャンプ場や行楽地ではリードを付け、いつでもコントロールできるようにする、などのマナーを守ってください。サイトも、キャンプ場の奥や端などを予約したほうが安心です。
救急対策
 石や植物のとげなどで足裏のパッドをケガしやすいので、グリースを塗って保護し、いつも足裏をチェックしてあげてください。また、山登りやトレッキング中に愛犬がケガをしたり、疲れて動けなくなったりして、ザックに入れて運ぶケースもないとは言えません。決して無理をせず、愛犬が疲れたな、と思ったら、すぐに引き返してください。ドッグキャンプの目的は、愛犬と楽しい時間を過ごすことですから。
周辺情報
 目的地の周辺にドッグカフェやドッグランがあるかどうかや、万一のことを考え、動物病院情報をチェックしておくことも大切です。
 また、近くに国立公園や国定公園があれば、自然保護のために犬連れ禁止のところもありますから、その辺りの事情も調べ、「犬禁止」の場所には近づかないようにしてください。現地に行き、いざ散歩しようとして、「ダメです」と言われるとがっかりします。
 
キャンプ用具
テント
 例えば、テントを選ぶのなら、前室がタープ(テントの横に張る屋根)、奥にしっかり締め切りのできるテントが付いた「リビングシェル」タイプがおすすめです。食事やお茶はオープンな前室で、昼寝や就寝は人目につかない静かな奥のテントで、と区別すれば、愛犬への刺激も少なく、ほえたりする機会も減ります。 
 ちなみにわたしたちは、以前はテントを活用していましたが、今は夜、眠る時、ワンボックスタイプの車をキャンピングカーにしています。しっかり戸締まりできるので、犬が物音に驚いて飛び出すこともなく安心です。
犬用グッズ
 食器やフード、マット、タオルなどは言うまでもありません。愛用のケージがあれば、車での移動中でも、キャンプ場でも、愛犬にとって、安全でリラックスできるスペースとなります。それに、愛犬専用の長いすなどがあれば、汚れず、風通しも良く、飼い主の目も届きやすいのでリラックスしやすいでしょう。
 なお、うちは小型犬なので、ダブルチェアを置き、わたしの隣に座らせています。もちろん、万一に備えて、リードはしっかりと固定しています。
虫除け
 山や高原、野原などで過ごすと、犬にダニやノミが付きやすいので、事前に、動物病院でスポットタイプの駆虫薬を処方してもらい、投与しておくといいでしょう。特に虫の多いシーズンなら、薄いウエアを着せることもあります。ウエアは植物の種子や汚れの付着防止にもいいと思います。
 また、わたしは帰宅後、まずブラッシングとシャンプーをして、汚れや虫、ケガの有無をよくチェックするようにしています。
目的地選び
 事前に、そのキャンプ場が犬連れOKか禁止か、ドッグランの有無などをよく確認し、サイトはなるべく奥や端など、他の人に迷惑のかかりにくい場所を予約してください。最初は経験者と一緒に行って、実際のやり方を学ぶことをおすすめします。人出の多い時期を避け、まず日帰りキャンプぐらいから始めましょう。慣れてくればお気に入りのキャンプ場も見つかり、楽しさも増していくでしょう。
 
アウトドアで活躍する「犬用グッズ」あれこれ
 
ケージ

車での移動はもちろん、キャンプ場での愛犬の安全なハウスとして

 
マット

初めての場所でもくつろげるように、お気に入りのマットを持参

 
ブラシ

遊んだ後の汚れ落としに

 
パッド保護剤

普段、室内暮らしの犬は肉球が鍛えられていません。ケア剤で足裏の保護を

 
蚊取り線香&虫除けスプレー

犬だって虫刺されは不快。フィラリアやノミ・ダニ予防はしていても、+αの虫対策に

 
吸水タオル

吸水力バツグンで、水遊びの後に重宝

 
携帯用ウォーターボウル

夏の愛犬のお出かけに、水は必需品。コンパクトに折り畳めるウォーターボウルがあると便利

 
キャンプ場での注意事項 普段と異なる環境だから、ケガ・誤食・迷子などには、十分に気をつけて。
ケガを防ぐ
 キャンプ場では煮炊きしたりしますので、愛犬にケガをさせないように注意が必要です。テントにつないでいると、愛犬の体が当たったり、リードが絡まったりして、ボンベやランタンが倒れないともかぎりません。
 それに、キャンプ用テーブルは簡易型なので、ちょっとしたはずみで倒れ、熱い料理やお茶がかかる恐れもあります。テント内でランタンが倒れれば火事にもなりかねません。
山歩きの注意
 愛犬を決して先行させないでください。山道は細いので、向こうから来る人が、突然現れた犬に驚いて転んだり、道から足を踏みはずしたりしてケガをしないともかぎりません。
 まず、人が前を行き、その後に愛犬を連れた人が続く、というようにすれば安心です。また、犬が岩場などで足裏をケガする可能性もありますので、休憩ごとによくチェックしてください。
 それから、水の用意を忘れないこと。途中で水が入手できないのなら、愛犬用にたくさん持って行ってください。
 
リードを放さない
 キャンプ場内はもちろん、周辺の散歩の時でも、リードは絶対に放さないでください。
 キャンプ場内では、あちこちで料理を作ったり食べたりしているので、愛犬がにおいにつられて他のテントに突然入って行き、他の人に迷惑をかけることのないように。それに、犬が食べると体に良くない物を食べてしまうこともあります。どこにウンチをしたのかが分からず、回収できなくなります。
 また、キャンプ場周辺には野生動物も多く、愛犬がそのにおいを追って行き、行方不明になることもあります。
水遊びの注意
 川や海での水遊びについては、犬がいると嫌がられるところが少なくありません。人出の少ない時に、それも、川なら人が泳いでいる場所の下流域とか、海なら人気のない海岸を探すなどして、水遊びを楽しんでください。近くに釣り人がいる時は邪魔をしないこと。また、犬が落ちている釣り針でケガをすることもあるので、気をつけてください。
 夏場などは熱中症も心配ですから、長時間、炎天下で遊ばず、日陰でよく休ませてください。




愛犬とわくわくチャレンジ!アウトドア・ライフ入門 犬連れOKの富士すそ野ファミリーキャンプ場を訪ねました。


*この記事は、2006年6月20日発行のものです。


●取材協力
日本アウトドア犬協会
http://o-dog.net/

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