

犬、猫、ウサギ、フェレット、ハ虫類に効果が期待できるサプリメントを分かりやすく解説/現代書林
わたしがペットのためのサプリメントの研究を始めたのは、10年ほど前のことです。骨の手術後、グルコサミンを飲ませると、回復が早いことに注目したのがきっかけでした。
もちろん、サプリメントは、健康補助食品や栄養補助食品と言われるように、薬剤とは違い、食品(フード)の一種で、病気を治すものではありません。しかし、治療と併用して術後や病後の回復をサポートしたり、栄養バランスを整えて病気になりにくい体づくりに役立つと考えられています。
もちろん、サプリメントは、健康補助食品や栄養補助食品と言われるように、薬剤とは違い、食品(フード)の一種で、病気を治すものではありません。しかし、治療と併用して術後や病後の回復をサポートしたり、栄養バランスを整えて病気になりにくい体づくりに役立つと考えられています。
無理なブリーディングに起因する遺伝性疾患や老化に伴う関節炎など、犬には関節系のトラブルがとても多い
例えば、高齢期の犬に目立つ病気のひとつに関節障害があります。関節は、体の基本となる骨と骨を結びつけ、歩いたり、曲がったり、ジャンプしたり、止まったりなど、様々な動き、しぐさ、運動を行うために不可欠な存在です。しかし、老化や無理な運動、動作、肥満、発育の不全などで、関節に問題を抱える犬も少なくありません。
そんな犬たちには外科手術などの適切な治療が必要ですが、それを補うために、軟骨の形成を助けると期待されるグルコサミンなどのサプリメントを与えています。また、家庭で、関節障害になる前に活用するケースも増えてきました。
カルシウムは、単に骨や歯の形成だけでなく、筋肉の収縮や神経の働きを助ける大切な成分です。そのため、カルシウムが不足すると、心臓を始め、いろんなところに問題が出やすくなります。もっとも、カルシウム剤だけをたくさん摂取しても、骨の形成にあまり役立たず、かえってカルシウム分が血管などに沈着して血管が硬くなったり、体内でカルシウムを有効利用する機能が衰えたりしかねません。しかしグルコサミンは、カニやエビの甲羅に含まれるキチン質などに多く含まれる天然アミノ糖の一種で、副作用も少ないと言われています(食物アレルギーを起こす場合もあります)。
そんな犬たちには外科手術などの適切な治療が必要ですが、それを補うために、軟骨の形成を助けると期待されるグルコサミンなどのサプリメントを与えています。また、家庭で、関節障害になる前に活用するケースも増えてきました。
カルシウムは、単に骨や歯の形成だけでなく、筋肉の収縮や神経の働きを助ける大切な成分です。そのため、カルシウムが不足すると、心臓を始め、いろんなところに問題が出やすくなります。もっとも、カルシウム剤だけをたくさん摂取しても、骨の形成にあまり役立たず、かえってカルシウム分が血管などに沈着して血管が硬くなったり、体内でカルシウムを有効利用する機能が衰えたりしかねません。しかしグルコサミンは、カニやエビの甲羅に含まれるキチン質などに多く含まれる天然アミノ糖の一種で、副作用も少ないと言われています(食物アレルギーを起こす場合もあります)。
ペットの長寿命化に伴って、老化予防も大きな課題に
老化はどんな動物でも避けられない現象です。内臓、筋肉、皮膚、骨を始め、体の各部は一定期間ごとに新陳代謝して古い細胞が新しい細胞に生まれ変わっています。しかし、年を取ると、どの組織細胞も新陳代謝の力が衰えていき、病気になりやすくなります。そのうえ、犬や猫の寿命は人の4分の1か5分の1で、老化の速度がずっと速くなります。また、ハムスターなどの小動物は、犬や猫の何倍もの速度で老化します。そこで、細胞活性や免疫力の向上が期待される乳酸菌生産物質などのサプリメントを活用して、家族同様に大切なペットたちの老化のスピードを少しでも和らげ、なるべく病気になりにくい体質を保とうとする方法も注目されています。
ちなみに、わたしの動物病院で生まれたハムスターの子ども5匹のうち、3匹にだけフード以外に乳酸菌生産物質を与える試験を行ったところ、フードのみを与えたハムスター2匹の寿命が2年間だったのに対し、フードにサプリメントを加えたハムスター3匹のほうは3年半生存しました。
また、通常の治療では症状が改善しなかった肝臓の悪いプレーリードッグに、同じ乳酸菌生産物質を1か月間与えたところ、肝臓の悪化を示す血液検査の数値が下がったというケースもありました。小動物の場合、細胞の新陳代謝の速度が犬や猫よりもずっと速いので、うまく体に合うと回復力も高まるのかもしれません。
ちなみに、わたしの動物病院で生まれたハムスターの子ども5匹のうち、3匹にだけフード以外に乳酸菌生産物質を与える試験を行ったところ、フードのみを与えたハムスター2匹の寿命が2年間だったのに対し、フードにサプリメントを加えたハムスター3匹のほうは3年半生存しました。
また、通常の治療では症状が改善しなかった肝臓の悪いプレーリードッグに、同じ乳酸菌生産物質を1か月間与えたところ、肝臓の悪化を示す血液検査の数値が下がったというケースもありました。小動物の場合、細胞の新陳代謝の速度が犬や猫よりもずっと速いので、うまく体に合うと回復力も高まるのかもしれません。
アレルギーやストレスで皮膚にトラブルを抱えるペットが増加している
いったん発症すると、うまく治療するのが難しい病気のひとつが、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患です。症状を悪化させる因子が、花粉やハウスダストマイトなど、日常生活で出会う色々なものが複合していることが多くて発症しやすいうえに、かゆみも強く、犬や猫が皮膚をかいたり、なめたりして、症状がひどくなりがちです。
そんな場合、皮膚のかさかさ、乾燥肌を抑えるのに役立つと期待される亜鉛などのサプリメントを与えると、かゆみを抑えられることも少なくないようです。
なお、皮膚にアレルゲンが付着したり、脂質が皮膚にたまったりすれば、かゆみが増して症状悪化の要因になります。薬用シャンプーで体を洗ったり、ジェットバスで毛穴にたまった脂質などを洗い飛ばしたりして皮膚を清潔にしてあげることも大切です。
そんな場合、皮膚のかさかさ、乾燥肌を抑えるのに役立つと期待される亜鉛などのサプリメントを与えると、かゆみを抑えられることも少なくないようです。
なお、皮膚にアレルゲンが付着したり、脂質が皮膚にたまったりすれば、かゆみが増して症状悪化の要因になります。薬用シャンプーで体を洗ったり、ジェットバスで毛穴にたまった脂質などを洗い飛ばしたりして皮膚を清潔にしてあげることも大切です。
サプリメントは治療薬ではなく、体の健康や栄養バランスを整えるのに必要と思われる物質を補うもので、少しずつ、気長に与え続けることが大切です。症状を改善しようと一度にたくさん与え、かえって害になるケースも少なくありません。
先に少し触れたように、カルシウムなどもそのひとつで、骨を丈夫にしようと大量に与えると、余分なカルシウムが体内に沈着して悪影響を及ぼしかねません(ビタミンDやマグネシウムと一緒に摂らないとうまく吸収できません)。また、亜鉛なども過剰摂取すると、頭痛、吐き気、貧血、免疫力低下の症状が出ることもあるようです。
ビタミン類も、それぞれの特性を知っておくことが必要です。ビタミンCなどは水溶性なので、体の代謝作用で体外に排せつされ、体に蓄積されないために、毎日、必要量を摂取することになります(大量に摂取すると、下痢や嘔吐、頻尿の要因になることもあります)。
一方、ビタミンEなどは、脂溶性なので、体が必要とする以上に摂取すると、体内脂肪の中に残留してしまいます。
なお、ビタミン類やミネラル類は、総合栄養食と言われるペットフードに含まれていますので、使用にあたっては、「フードで不足しがちな量をサプリメントで補う」ということを忘れないようにしてください。
先に少し触れたように、カルシウムなどもそのひとつで、骨を丈夫にしようと大量に与えると、余分なカルシウムが体内に沈着して悪影響を及ぼしかねません(ビタミンDやマグネシウムと一緒に摂らないとうまく吸収できません)。また、亜鉛なども過剰摂取すると、頭痛、吐き気、貧血、免疫力低下の症状が出ることもあるようです。
ビタミン類も、それぞれの特性を知っておくことが必要です。ビタミンCなどは水溶性なので、体の代謝作用で体外に排せつされ、体に蓄積されないために、毎日、必要量を摂取することになります(大量に摂取すると、下痢や嘔吐、頻尿の要因になることもあります)。
一方、ビタミンEなどは、脂溶性なので、体が必要とする以上に摂取すると、体内脂肪の中に残留してしまいます。
なお、ビタミン類やミネラル類は、総合栄養食と言われるペットフードに含まれていますので、使用にあたっては、「フードで不足しがちな量をサプリメントで補う」ということを忘れないようにしてください。
※写真は数あるサプリメントの一例です。中村先生が推奨されているわけではありません。




