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柔らかな芝生コートの上を、白、赤、オレンジなど、色とりどりのディスクが飛び、その後を犬たちが懸命に追いかける。やがてディスクがスピードを緩め、ゆっくりと下降し始める。すでに真下に迫っていた犬が、間合いを測ってジャンプ。空中でディスクをキャッチすると、コート周辺のギャラリーから歓声があがる。ディスクをくわえた犬は、スタート地点で待つ飼い主めがけて一目散に戻っていく…。 ![]()
秋の週末、全日本フリスビードッグ公式選手権が、兵庫県西部の播磨科学公園都市内の芝生公園で開かれた。公式競技が開催されているAコートの隣にあるBコートでは、初心者向けの「ビギナー大会」や、その上のレベルの「チャレンジ大会」が行われた。
2年前から大会に参加している、大阪府貝塚市の小林さん夫妻。「ビギナー大会の良さは、投げるのをミスしても、犬たちがディスクを拾って帰ってきたら、ポイントになるところです。楽しそうに持って帰ってきてくれる姿を見るのが、とてもうれしい」。
地元の兵庫県揖保郡太子町からやってきた福井さん。「娘や孫が愛犬の風と一緒にフリスビーするのを眺めて、応援しているのが楽しいですね」と微笑む。その横で、娘のゆかさんが、「うまく投げるのは難しいけど、自分が『おいで!』と叫んで、風が一生懸命走ってきてくれるのが最高です」と声を弾ませた。
愛犬「ライン」がフリスビーを始めてまだ数か月という、神戸市北区の萩原さん夫妻。「練習ではうまくいくのですが、大会参加は初めてで、ラインが興奮して、第1ラウンドは逃亡してしまって(笑)。犬はフリスビーが大好きでいいんですが、放してくれなくて、まだ無理にディスクを奪い取る状態です」と笑う。
地元の兵庫県龍野市から参加した福島さん夫妻も、フリスビーは夏に始めたばかりで、犬の訓練教室仲間から誘われた。「うちの子たちは怖がりなので、社会性を身につけるために参加しています。それに出場していい成績をとれば、励みになりますしね」と言う。
津田さんは福島さん夫妻の仲間のひとり。姫路市から子どもたちと一緒に愛犬「シェ−ン」と出場した。「2年前、初めて大会を見学して、犬ってこんなことができるの、わたしもやりたいと、シュートを飼い始め、訓練と一緒にフリスビーを始めました。なかなか難しいけど、大会の雰囲気がものすごく楽しい」。 取材協力
●日本フリスビードッグ協会(JFA)関西事務局
●JFA日本統括本部 |
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ヘルメットに丈夫な靴、厚手の手袋、ひじ当てにひざ当てをつけたマッシャー(操縦者)が自転車にまたがり、「ゴー!(行け)」という掛け声とともに全力でペダルをこぐ。長いリードの先、ハーネスをつけた犬が、合図とともに半円形のコースを駆け始める。その先を、サポーターが犬の名前を連呼しながら走っていく。あっと言う間にゴールイン。人も犬も、晴々とした表情で、お互いの力走、健脚、奮闘をたたえ合う。
兵庫県川辺郡猪名川町から愛犬「パピィ」と初ギグクラスに参加した小林さん夫妻。ホームページを見ての当日参加で、もちろんギグレースは初体験。「最初、止まったらどうしようと思っていたんですが、カーブを抜けて、最後の直線、犬もパートナーも一緒に走っているし、自分もスピードが乗ってきて、すごく面白かった。犬が自転車を引っ張るのは大変かな、と思っていましたが、犬より人のほうが大変ですね(笑)」。
取材協力
●ギグレース協会 |
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人と犬が、ハードルとトンネルの障害物が並ぶ、ビギナークラスのアジリティコースに向かって走りだす。コースに慣れた犬たちは、楽々といくつかのハードルを飛び越え、トンネルをくぐってゴールイン。慣れない犬たちはハードルを迂回し、飼い主の指示でまたハードルに戻り、そっとまたいで通過する。あるいはトンネルの前で立ち止まった愛犬を励ますため、飼い主がトンネルの出口に顔を入れて呼びかけると、そっとくぐり始める。「りぶ・らぶ・あにまるずフェスティバル」のアジリティコースでの情景である。
「今日は3頭エントリーしました」と言う、大阪府枚方市からやってきた宮崎さん夫妻。何年か前、しつけ教室の仲間に誘われて挑戦。すっかりアジリティにはまってしまった。「アジリティは、飼い主が楽しいと、犬たちも本当に楽しそうです。いつも通う訓練学校で週に1回、仲間と練習し、オンシーズンは、みんなで通えるところならどこの大会にも参加しています」と胸を張る。 取材協力
●NPO法人Knots(ノッツ) |
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リードで結ばれた人と犬が、何組もそれぞれ二人三脚(?)のように仲良く、トラックを駆けていく。ランニングウエアを着用する全力疾走タイプから、普段着姿でのんびり走る人まで、それぞれが年齢や体格、男女差に合わせてマイペースで楽しめるのがドッグマラソンである。
仮装行列も行われる(2段目中央・右端写真)
取材協力
●全日本愛犬スポーツ協会 |
| *この記事は、2007年1月20日発行のものです。 |
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