ネコのなかに、物まねが得意な子がいるというウワサはほんとうでしょうか。 また、犬はどんなとき、ひとり遊びをするのでしょうか。 ご自宅の愛犬、愛猫と一緒に考えてみてください。 |
| 犬は、どんなときにひとり遊びをするのでしょうか。
(香川県高松市 木原千穂)
犬は、子犬のときから、ボールや靴、スリッパなどを獲物に見たてて、飛びかかったり、自分でボールを動かして追いかけたり、狩りのまねごとをすることは、よく知られています。ですから、成犬になったあとも、ヒマつぶしに、自分ひとりでボールを追いかけたりすることも少なくありません。少しぐらいのひとり遊びならいいのですが、いつも留守番ばかりしていると、極度の退屈に悩まされ、また、運動不足なども加わってストレスが高まり、自分の尻尾を追いかけて、ぐるぐるまわったりするのが習慣化するケースもあります。そうすると、極端な場合は、ごはんを食べたり、クンクン臭いをかいだりする間もないほど、ひとり遊びに浸りきって、そこからなかなか抜け出せなくなります。犬が手足や尾をいつもなめて脱毛状態になるのも、その一種です。「うちの犬、ひとり遊びが得意」と考えず、できるだけ、愛犬と一緒に遊んだり、散歩したりして、心身のバランスを整えてあげてください。 |
| 猫が物まねをするというのは、 ほんとうですか。
(大阪府豊中市 藤木米子)
「うちのネコ、ごはん、と言う」とか「うちのネコ、犬のように、ワン、ワンと鳴くことがある」という声を聞くことがあります。もともと、単独生活が基本のネコは、群れで暮らす犬とちがって、相手に直接訴えるための音声コミュニケーションはあまり必要ありませんでした。それに、自然界では、声を出せば、強い敵に見つかったり、獲物となる小動物に気づかれたりするので、ケンカのときの威嚇や発情期の異性へのアピール以外、マイナス面が大きかったはずです。そんなネコがおしゃべりになった理由のひとつは、音声コミュニケーションの得意な人間の世界に住み、人びととの相互関係がとても深くなったためでしょう。たとえば、ネコがごはんをほしがったり、抱っこしてほしいときに、ふと、なにかの鳴き声を出し、偶然、それに対して飼い主がうまく反応したために、ネコが自分で、ごはんがほしいときは、こんな声を出せばいい、甘えたいときは、こんな声を、と学習した結果、今では人に対してしか使わないネコ語がいくつか報告されています。ネコの今後の学習成果がとても楽しみですね。 |
| 尾形庭子(おがた にわこ)さん 獣医師/「どうぶつ行動クリニック・FAU(ファウ)」主宰 |
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